この記事では、こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 会社員のメリット8選
- 会社員のデメリット6選
- 会社員のメリットが多いのに不安な理由【存在意義】
- 会社員のメリットを活かしたこれからの戦略
本記事の信頼性
会社員のメリット使い倒して安定で幸せな日々
年収は986万円ほど
「会社員なんてオワコンだ!」って言われて悔しいけど、かと言って自信を持って会社員をやれていない方に向けて、会社員のメリット・デメリット、またこれから取るべき戦略について解説します。
実際にぼくは、日系大手企業でバリバリの会社員をやっていますが、メリットを使い倒して毎日楽しく過ごせています。
この記事を読めば、今日から自信をもって会社員人生を送れるようになりますよ。
本当に自分が将来あるハイクラス人材なのか知りたい方は、まず登録して面談まで進んでみましょう。意外と自分で考えてるより、市場価値が低いかもしれませんよ(笑)
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実力が不安な方は、ビジネス知識を基礎からしっかり勉強しましょう。MBA経営大学院のグロービスが運営する動画学習サービス「グロービス」学び放題なら、スマホでサクッとすきま時間に驚くほどハイレベルの知識がインプットできますよ♪
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会社員のメリット8選【フリーランスと比較】
会社員のメリットを一言でいうと「最強の防御力」。
僕たち会社員は、この最強の盾にに守られつつ、時にはぶん回して戦っている訳です。
メリット①:『固定給が毎月入って安定』
会社員であれば、毎月決まった日になれば黙っていても固定給が支払われます。
こんな人でも固定給が入る
- 仕事が獲れない上司
- 仕事を下に振るだけの先輩
- 仕事から逃げてばかりの後輩
- 寝てるだけの窓際おじさん
- 噂話しかしないお局さん
実際に僕の周りにも、加湿器のスイッチを押すだけで、あとはひたすらネットサーフィンしてるだけのおじさんがいますが、もちろん毎月お給料をもらっています。
会社員の最大のメリットは、固定給が毎月入ることで間違いありません。
メリット②:『社会保険で会社と国に守られている』
フリーランスと比べて、会社員の社会保険の制度がめちゃくちゃ充実していて、さらに会社が負担してくれている分もあります。
社会保険の種類
- 『医療保険』:けがや病気など
- 『厚生年金保険(年金制度)』:年金受給
- 『介護保険』:介護が必要な人
- 『雇用保険』:失業手当など
- 『労災保険』:業務中・通勤中の怪我や病気など
特にメリットの大きい「健康保険」と「年金制度」について紹介します。
①『医療保険』でのメリット
医療保険はご存じの通り、怪我や病気で病院に掛かった時に、医療費の一部や全額を負担してくれるもの。
医療保険違い
- 会社員:『健康保険』(会社が加入している保険組合)
- フリーランス:『国民健康保険』
「健康康保険」と「国民健康保険」の違い
健康保険(会社員) | 国民健康保険 | |
保険料負担 | 半分(半分は会社負担) | 全額自己負担 |
扶養制度 | 被扶養者も無料で加入 | 世帯単位で加入 |
傷病手当 | あり(標準月額3分の2) | なし |
さらに傷病手当が最長で1年6カ月もあるので、もしもの時も手厚くて安心です。
②『年金制度』でのメリット
年金制度の違い
- 『会社員』:国民年金 + 厚生年金
- 『フリーランス』:国民年金
年金保険料は月ごとに給料から天引きされていて、低率で18.3%になっています。
一番のメリットは、厚生年金の保険料の半分は会社が負担してくれている点です。
次の条件で簡単にシミュレーションしてみますね。
- 厚生年金40年加入
- 月収換算42.8万円(年収約500万円)
会社員とフリーランスの年金受給額の違い
会社員 | フリーランス | |
国民健康受給額 | 月6.5万円 | 月6.5万円 |
厚生年金受給額 | 月9.1万円 | なし |
参考:こんなに違う! フリーランスと会社員の社会保障制度|ファイナンシャルフィールド
メリット③:『福利厚生が豊か』
会社員は福利厚生が豊かで、いろんな手当が付きまくります。
会社員の福利厚生
- 残業手当
- 住宅手当
- 通勤手当
- 出張手当
- 転勤手当
- 社員食堂
- 持ち株会
- 財形貯蓄
- 勤続年数に応じた長期休暇 など
福利厚生の良さで会社を決める人もいますよね。
メリット④:『会社を利用して経験・成長できる』
会社の業務に必要な知識やスキルの習得であれば、書籍の購入やセミナーも会社のお金で受講することもできます。
会社を利用して得られる経験・成長
- 資格・学位
- 書籍の購入
- 学会・セミナー参加
- 海外出張・赴任 など
フリーランスだと経費になるとはいえ、結局はすべて自己負担なので頻繁にセミナーにも行けるものではありません。
メリット⑤:『面倒なことは全部やってくれる』
面倒くさい税金の計算や納税も、実は会社がすべてやってくれています。
これがフリーランスだと収入から経費まで全て自分で仕訳して計算して、さらに確定申告までしないといけないので本当に大変です。
会社はわざわざ専門の部署まで抱えて、あなたの面倒なことを代わりにやってくれています。
メリット⑥:『社会的信用が高い』
会社員は固定給が毎月入ってくるので、社会的な信用度が高いためフリーランスだとなかなか手に入れることができないものがすんなり手に入ります。
会社員の社会的信用で手に入るもの
- クレジットカード
- 住宅ローン
- 人間関係 など
クレジットカードやローンの審査が割とすんなりパスするのも、会社員が安定してるからこそ。
むしろ煩わしい営業電話が面倒で仕方ないくらいですよね(笑)
フリーランスの方が響きがカッコ良いですが、実際に安定して堅実そうなのは会社員の方ですよね?
現実的に考えて、結婚だったりお金を貸す相手として安心するのはどちらかは言わずもがなかと、、、。
メリット⑦:『会社の看板が思いのほか効く』
会社の看板って思っているより力があって、フリーランスとは比較にならないくらい営業のコストが掛かっていません。
会社の看板のパワー
- 話を聞いてくれる
- なんなら相手から来てくれる
- むしろ接待してくれる など
あなたが思っている以上に、会社の看板の恩恵を受けています。
メリット⑧:『分業で生産性が高い』
会社の規模が大きければ大きいほど分業が進んでいるので、自分の仕事以外のことは他の専門部署に任せることができるので高い生産性を発揮できます。
『日本企業の勝算』によると、実際に日本の生産性が低いのは、分業の効果が得られにくい個人事業や中小企業が多いからとも分析されています。
ちなみに著者は、オックスフォード大学で日本学を専攻、ゴールドマン・サックスで日本経済の「伝説のアナリスト」として名をはせたデービッド・アトキンソンさんです。
あなたが自分の仕事に集中できているのは、会社の分業がうまくいってるからです。
会社員のデメリット6選→組織に属するコスト
最強の防御力を持つ「盾」を使わせてもらうためには、それ相応のデメリットも多くて、人によってはメリット以上の負担に感じるからです。
言ってしまえばコストを支払っているようなイメージですね。
デメリット①:『場所や時間に縛れる』
会社員である以上、会社のルールに従って勤務場所や勤務時間が決められるものです。
特に日本人の通勤時間の平均は1時間半と長いので、合計すると一日の大半の時間を会社のために拘束されることになってしまいます。
デメリット②:『煩わしい人間関係から逃げられない』
上司・先輩・同僚・後輩・お客さん、会社員は基本的には全て与えられるもので選べません
人煩わしい人間関係
- パワハラ上司
- 仕事全振り先輩
- 出来ない同僚
- 話を聞かない後輩
- とにかく罵倒してくるお客さん
- 飲み会で全てが解決すると信じている幹部 など
会社員である以上、人間関係を選ぶこともできないし、逃げることもできないと覚悟しましょう。
デメリット③:『仕事がつまらないことも』
会社員である以上、自分の好きなことを仕事にできることは稀です。と言うかほぼ不可能。
どんなに仕事がつまらなくても、毎月お給料をもらっている会社員である以上はこなしていくしかいくしかありません。
デメリット④:『かっこ悪いイメージが付いている』
会社員やサラリーマンて、かっこ悪いというイメージが定着していますよね。
デメリット⑤:『搾取され易い』
収入をすべて把握され、さらにありがたいことに税金も天引きで自動で徴収してもらっている会社員。
実際に会社員の税金は年々上がっていてます。

引用:同じ年収でも「手取り」は15年下がり続けている|DIAMOND online
最近の法改正でも、高年収のサラリーマンを狙い撃ちにして控除枠をなくすなどで、搾取されやすくなっています。
税金は知れば知るほど得するものなので、しっかり勉強して大切なお金を守りましょう。
デメリット⑥:『ゆでガエル』
会社員の一番のデメリットは「ゆでガエル」になること。
「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後には死んでしまう…」
引用:ゆでガエル理論|HRPro
ゆでカエル理論という言葉が喚起するのは、環境変化や危機が進行していることに、実は本人も“気付いている”ことが多いという点です。
気付づいていながら、そのうちに何とかなると楽観しているうちに重大な事態に陥るのです。
もう少し具体的に説明すると
- 会社員のメリット最強の防御力の後ろに隠れていることで、
- 外の環境変化に気付けなかったり対応できなくなり
- 倒産やリストラで人生が台無しになってしまう
というイメージです。
外の環境変化だけでなく、
- 会社員のメリットは重くて丈夫で優しい「盾」
- 美味しすぎて手放すことができなくなり、
- さらに「盾」を使いこなすスキルに適合しすぎて、
- 社外では全く通用しないメンタルとスキルになり果てる
というリスクもあります。
社会の変化は大きくて激しいので、盾の後ろにいることに縛られると、盾ごと打ち砕かれてしまいますよ。
会社員のメリットが多いのに辛い理由【大切な役割】
その理由は、今のメリットよりも将来の不安が大きくて、会社員の役割に自信が持てないからです。
理由①:『将来の不安が大きい』
将来の不安
- 終身雇用や年功序列制度の崩壊
- 大企業でもリストラ・倒産するから
- 人間はデメリットの方を強く感じるから
- 「オワコン!」の声が大きいから
将来が不安なのは、いままで当たり前と考えてきた「安定」のベースである終身雇用や年功序列制度が崩壊しているのが一番大きいですね。
人間の心理面で考えると、メリットによる「得」にはすぐに慣れてしまい、デメリットによる「損」方を強く感じてしまうのも原因です。
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理由②:『会社員の役割に自信がない』
自信が持てないのは、自分の仕事が人の役に立ってる実感がないからです。
実際にぼくも研究開発の仕事がしていますが、製品化なんて会社員人生で一度あれがば御の字のようなもので、なんなら他の部署からも「無駄飯食い」くらいに思われてます(笑)
会社員の役割は『社会を支える安心・安定のインフラ』
ぼくの答えは、『社会全体を支える安心・安全のインフラ」です。もはや存在して生活しているだけで価値があります。
会社員が社会のインフラである理由4つ
- 割合が圧倒的に多い
- 生産と消費の担い手
- 税金を真面目に払っている
- イノベーターを育て支えている
①『割合が圧倒的に多い』
日本の労働力
- 就業者数:6,666万人
- 雇用者数:5,984万人
引用:労働力調査(基本集計) 2020年(令和2年)12月分結果|総務省統計局
会社員の割合は約89.8%で、会社員が圧倒的に多いのが分かります。
また海外にも製品やサービスを輸出して、外貨を稼いでいるのも我々会社員の圧倒的な人数があってこそ。
②『生産と消費の担い手』
必死で働いて生産し、お金を日々の生活に使ったり、たまに贅沢して外食したり旅行したりと消費しないと経済は回りません。
会社員がしっかり働いて価値を生産し、それをまた会社員消費することで社会を支えるという大切な役割があります。
③税金を真面目に払っている
会社員は天引きで真面目に税金を払っています。人数も膨大なのでその額もめちゃくちゃ大きいです。
この税金あってこその、日本の充実した公共サービスや社会保障などのインフラ。
④イノベーションを育て支えている
どんなイノベーションであっても、それを大量に作って大量に消費するのは会社員である私たちですよね。
イノベーションだって、結局は会社員が育てて支えています。
【結論】会社員なくして安定な社会なし!
デメリットも多い会社員ですが、会社員が存在しないと社会は安定して支えられませんし、経済も回りません。
ぼくたち会社員は、日々コツコツ仕事をこなし、日々コツコツ生活するだけで、十二分に役割を果たしています。
なやむくん 仕事の目的がわからないのですが、やっぱり「世のため人のため」じゃないとダメですか?目的の役割や見つけ方を難しい話を抜きに知りたいです。 この記事では、こんな悩みにお答えします。 […]
なやむくん 最近、仕事に「やりがい」を感じません。サラリーマンでも仕事に「やりがい」って必要ですか?やりがいがなくても仕事がうまくいくコツも知りたいです。 この記事では、こんな悩みにお答えします。 […]
会社員のメリットを活かしたこれからの戦略
最強の盾を持っているので、「攻撃力」と「機動力」を高めましょう。
答えは、「副業」や「自分の事業」を始めること。会社員でありながら、フリーランスとしても活動するという戦略です。
戦略①:『追い風に乗る』
国としても副業を解禁し、多様な働き方を勧めています。これに乗らない手はありません。
- 2017年 働き方改革実行計画
→テレワークや副業・兼業などの実現を目標に設定 - 2018年 モデル就業規則の改正
→勤務時間外において、他の会社等の業務に従事可能 - 2020年 副業・兼業促進に関するガイドラインの改正
→副業・兼業の時間や健康管理のルール化
これからの日本では、少子高齢化や人手不足などの問題が深刻になり、副業で稼ぐチャンスはたくさんあります。
この追い風に乗って、会社に依存しない「武器」を手に入れましょう。
戦略②:『収入を分散してリスクを減らす』
副業をすることで収入を分散できるのでリスク分散になり、会社員であることの不安も小さくできます。
会社員もいつまでも安泰ではありません。
副業という小さくても機動力のある「武器」を育てて、収入の分散をしておきましょう。
戦略③:『自由を楽しむ』
会社員が副業を始める最大のメリットは「自由」であること。
会社員のメリットを活かして、たくましく生きていこう:まとめ
この記事では、こんな悩みを解決してきました。
会社員のメリット8選→最強の防御力
- 固定給が毎月入って安定
- 社会保険で会社と国に守られている
- 福利厚生が豊か
- 会社をりようして得られる経験・成長
- 面倒なことは全部やってくれる
- 社会的信用が高い
- 会社の看板が思いのほか効く
- 分業で生産性が高い
会社員のデメリット6選
- 場所や時間に縛られる
- 煩わしい人間関係から逃げられない
- 仕事がつまらないことも
- かっこ悪いイメージが付いている
- 搾取され易い
- ゆでガエル
会社員のこれからの戦略→武器を手に入れる
- 副業の追い風に乗る
- 副業で収入を分散してリスクを下げる
- 副業で自由を楽しむ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。