・どの業界や職種が年収高いの?
・自分の平均年収が低い。。この後どうすればいいの?
この記事では、こんな悩みを解決します。
年収に不安・不満を持ったあなたは、「本当に今の会社でいいのか?」と考え始めます。
・社会人1年目の年収から不公平は始まっている
・不公平を知ってからが大切
社会人1年目の平均年収281.8 万円は最低ライン
平均年収が 281.8 万円て低すぎませんか?
参考: 新卒の年収は300万円以下!?
これって実は本当に最低ラインなんです。
その理由をいまから一緒にみていきましょう。
社会人1年目の平均年収の計算方法
さっそく計算していきましょう。
年収の中身は次の3つに分けられます。
- 基本給
- ボーナス
- 補助
基本給
基本給は次の式で構成されます。
月収は、最終学歴によって次のようにざっくり差が付きます。
- 学卒:21万円
- 修士卒:24万円
- 博士卒:27万円
参考: 社会人1年目の平均年収・貯金額 お金を貯める上手な方法まとめ
修士は2年分、博士は5年長く勉強するので、1年1万円くらい高いイメージ。
僕は博士卒なので、僕の月収を参考にしています。
この月収と月数12カ月で計算すると基本給は次の通りになります。
- 学卒:252万円
- 修士卒:288万円
- 博士卒:324万円
このように最終学歴で差がつき、入社1年目から年功序列の始まりです。
ボーナス
社会人1年目のボーナス支給パターンは次の通り。
- 夏なし・冬あり
- 夏寸志・冬あり
夏は、昨年度の半年分が支給されるので基本なし。
会社によっては寸志で10万円くらいもらえる太っ腹なところもあります(うちの会社はありました)。
ボーナス最低ラインとして5カ月分とすると、冬のボーナスは2.5カ月分。
めんどくさいので寸志はなしで計算してみましょう。
- 学卒:52.5万円
- 修士卒:60万円
- 博士卒:67.5万円
ボーナスは大きいですね!
補助
補助の中で一番大きいのは住宅補助でしょう。
地域や物件で差はありますが、ここではざっくり4万円にしておきましょう。
住宅補助もある会社とない会社があります。
- あり:48万円
- なし:0万円
なしの場合は自分の給料から支払うので、補助は給料と考えて問題ないでしょう。
社会人1年目の平均年収の計算結果
差が最大になるものだけの結果をまず見てみましょう。
- 博士補助あり:439.5万円
- 学卒補助なし:304.5万円
代替135万円差があります。
この結果から平均 281.8万円 は、学卒の補助なしとほぼ同じであることがわかりました。
実際には中卒や高卒、短卒の方は年収が低くなりがちです。
ボリュームゾーンの一番大きい学卒の平均年収に落ちつく、と言う結果なんでしょうね。
ここで問題です。
博士卒である僕の社会人1年目の年収は500万円でした。これはなぜでしょうか?
答えは記事の中盤から解説します。気になる人は進んでもOKです。
社会人1年目の平均年収は高額バイトとほぼ同じ
年収300万円を「時給」で見てみるとこの答えがわかります。
まず、勤務時間の合計を出しましょう。
答えは1,920時間。
80日間働いていることになります。意外と短いかな?長いかな?
では時給を出してみましょう。
答えは、時給1562.5円。
時給1,500円を得られるバイトを探してみました。
- 塾講師・家庭教師:1500~2000円
- 引越し屋:1200~1500円
- 清掃員:1150~1500円
年収300万円は,本気でバイトしたのと同じくらいの稼ぎということがわかります。
この結果をどう受け取るかはみなさん次第ですが、やはりバイトの域は越えたいですよね?
社会人1年目の年収300万円で満足してはいけない
ここで主張したいのは、絶対に300万円で満足してはいけないということ。
実際、僕の社会人1年目の年収は500万円で平均より200万円も高いです。
社会人1年目だけでなく、年収は基本的に次の3つで決まります。
社会人1年目の年収を決めるものその1:業種
社会人1年目の年収だけでみると、業種はそこまで影響しません。
- 商社:22万円
- メガバンク:22万円
- 証券会社:22万円
- IT企業:22万円
- コンサルティング会社:~30万円
参考:就活の未来|【新卒の年収ランキング】気になる初任給の手取り額についてもご紹介
意外に感じられるかもしれませんが、日本が大好きな横並びってやつですね。
個年収イメージの業種は、残業代と年収の伸びが大きいです。
社会人1年目の年収を決めるものその2:会社
会社別の年収ランキングの1例をとして次のものがあります。

参考:Career Picks|【最新版】新卒年収が高い企業ランキング・新卒で高収入の仕事とは?
記事によって色々な会社が出てくるので、自分でも調べてみることをおすすめします。
会社別で考える時に大切な次の視点があります。
- 外資系
- 国内系
外資系はやはり高い傾向があり、Googleだと新卒650万円とのこと。
あともう一つ大事な視点として次のものがあります。
- ベンチャー
- 従来企業
僕が聴いた話だと、某ベンチャーでは優秀な学生を引き抜くために1,000万円オーバーの年収を提示したとこしないとか。。。
この理由は完全なる能力主義。
最近では特にAIやデータサイエンティスト人材は破格の年収で迎える傾向があります。
最終学歴
最終学歴は次の2つに分解できます。
- 最終学位
- 出身大学
最終学位
これは先ほども見せましたが、次のように新卒の月収に影響します。
- 博士卒:27万円
- 修士卒:24万円
- 学部卒:22万円
- 短卒:19万円
- 高卒:17万円
長く勉強した分、年収がアップすることがわかりますね。
すでにここから年功序列な日本社会(笑)
後ほど紹介しますが、実は1年目の年収以上に生涯年収に影響します。
出身大学
卒業する大学も影響するデータがあります。
※初任給ではなく年収です。
- 東京大学
- 京都大学
- 慶應義塾大学
- 東北大学
- 名古屋大学
参考:就活の未来|大卒の平均年収とは?年齢別・企業別・大学別の収入データ解説
実力もあるのでしょうか、やはり学歴そのものでも差が付く、とみても良い気がします。
社会人1年目ですでに生涯年収は決まっている
新卒年収よりも大切なのが生涯年収。
実は新卒年収でさえすでに差があるのに、この差は生涯年収でみるともっと大きくなります。

参考:就活の未来|大卒の平均年収とは?年齢別・企業別・大学別の収入データ解説
結局、社会人1年目で決まったものは覆せない、ということ。
このままでいいのでしょうか?
社会人1年目でついた差を覆す方法
方法は3つ。
- 社内で追い越す
- 学位を取って追い越す
- 転職して追い越す
社内で追い越す
バリバリ成果を出して出世する道になります。
この道はかなり厳しい。。。
なぜなら、やはり年功序列と学歴主義が高い壁として立ちはだかっているから。
僕らの親世代であれば、高卒叩き上げ役員とかっていましたが、僕らの世代ではいませんよね?
僕のような大企業だと、そもそもまわりに高卒や短卒の同期自体がいないのが事実。
学位を取って追い越す
いわゆる社会人大学の道です。
いくつか下に紹介しますね。
社会人の勉強の方法の記事を参考になります。
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転職
今より良い業種、会社に転職する道もあります。
入社から3年目までだと第二新卒扱いとなるので、検討の価値ありです。
登録は無料なので気軽に始められます。
社会人1年目こそ転職サイトに登録した方がいいですよ。
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まとめ:社会人1年目の平均年収に惑わされるな【不公平が嫌なら行動しよう】
・どの業界や職種が年収高いの?
・自分の平均年収が低い。。この後どうすればいいの?
この記事では、このような悩みを解決する方法について紹介しました。
年収に不安・不満を持ったあなたは、「本当に今の会社でいいのか?」と考え始めたはずです。
・社会人1年目の年収から不公平は始まっている
・不公平を知ってからが大切