でも本当は残業しないで早く帰りたいです。
残業しないで帰るメリットとデメリット、コツがあれば知りたいな。
この記事では、こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- 残業しないで帰ると人生の可能性が広がる
- 残業しないで帰る人の特徴とその方法
- 残業しないで帰るメリットとデメリット
- 残業しないで帰っていた偉人達
本記事の信頼性
超大企業で、19カ月連続で定時前に帰っています。
それでも年収は960万円ほど。
残業しないで帰りたい人に向けて、残業しない人になる方法を紹介します。
実際ぼくは、19カ月連続で残業ナシどころか定時前に帰っています。
大企業でもどんどん潰れる時代なので、残業せずに帰って人生の幸福度と可能性を高めることが大切ですよ。
残業しないで帰ると人生の可能性が広がる
残業しないで帰ると人生の可能性が広がります。
帰らない手はありません。
理由は3つ。
- 脱社畜できる
- 自由時間が増える
- 変化に対応する準備ができる
それぞれみていきます。
脱社畜できる
残業しないことは、脱社畜の1歩です。
理由は、会社からの2つの拘束がなくなるから。
- 時間的な拘束
- 精神的な拘束
時間的な拘束がなくなる
毎日1時間で月20日。
単純に毎月20時間、ムダに会社に拘束されているかもしれませんよ。
毎日2時間なら、月に40時間。
毎日3時間なら、月に60時間にもなります。
もし今の仕事、今の会社が嫌いならこれほど不幸なことってありませんよね?
「でも、生きていくには仕方ない」
この状態って「社畜」だと思いませんか?
精神的な拘束
「わたし、定時に帰ります」
こんな当たり前のことがドラマになってヒットする時代。
定時に帰ることが特別と思うなら、それはすでに会社に精神を拘束されている「社畜」。
逆に、残業しないで帰ることが当たり前になれば、この洗脳が解けた「脱社畜」状態。
精神的な拘束を解きましょう。
自由時間が増える
残業しない時間は、そのまま自分の好きに使える自由時間に。
例えば次にようなこと。
- 家族との時間
- 趣味の時間
- 友達との時間
- 自己投資の時間
ぼくは残業しないどころか、定時前に帰る生活を19カ月続けています。
できた自由時間の使い道はこれ。
- 家族と晩ご飯
- 家族と一緒に寝る
- 勉強
- 副業
残業しないで帰るだけで、自由になれますよ。
変化に対応する準備ができる
自由になった時間で、世の中の変化に対応する準備ができます。
世の中の変化とはなんでしょうか?
- 大企業もどんどん潰れる時代
- AIに仕事を奪われるかも
大企業もどんどん潰れる時代
今いる会社、定年まで存在していると思いますか?
「YES!」
と、答えられる人は、良い会社にいるか、よっぽどのんきかのどちらか。
会社が潰れる理由は大きく2つ。
- 市場がなくなる
- ライバルに潰される
市場がなくなれば、今の専門性も人脈も意味がなくなります。
ライバルに潰されても、運よく別会社に行けるとは限りません。
いつでも会社が潰れてもいいように、個人で生きていく準備をしておきましょう。
AIに仕事を奪われるかも
AI技術の進歩により、今ある仕事の70%くらいはなくなる、との報告もあります。
のんきに今の仕事を続けていいて大丈夫ですか?
- AIに負けない能力を身につける
- AIに奪われない仕事にシフトする
今の会社でこの2つができないのであれば、自由な時間を確保して自己投資するしかありません。
本当にその残業、必要ですか?
残業しないで帰って、しっかり準備しよう
変化に対応するには準備が必要です。
ムダな残業なんかしてないで、自由時間を自己投資に回しましょう。
大切な家族がいるならなおさらですよ。
残業しないで帰る人の特徴
残業しない人ってどんな人?
残業しない人の特徴は次の5つ。
- 残業しない理由・目的が明確
- 仕事ができる
- 仕事を断れる
- 残業がかっこいいと思ってない
- 嫌われる勇気がある
こんな人ってなかなかいませんよね?
それぞれみていきましょう。
残業しない理由・目的が明確
残業しない理由・目的がはっきりしています。
残業しない理由は次のものが挙げられます。
- 家族と過ごしたい
- 恋人と過ごしたい
- 友人と過ごしたい
- 自分の時間を過ごしたい
ぼくは「家族」です。
これ以上に大切なことってありますか?
残業しない人は、自分の人生(ライフ)にコミットしていると言えますね。
残業したくないなら、みんなに明言できる「強い理由」を持ちましょう。
仕事ができる
その通り。
残業しないで帰る人は、定時内に仕事を完遂できる「仕事ができる人」。
さすがに仕事終わってないと誰も納得できないですし、ルール違反ですからね(笑)
仕事を断れる
仕事をきっぱり断れることも特徴の1つ。
次の2つは断りましょう。
- ムダな仕事
- 自分以外がやるべき仕事
「チームの輪が乱れる!」
「士気が落ちる!」
とか言われそうだけど、これは無視してOK。
無駄だと思わせない「動機付け」スキルや、チームや部署の仕事をデザインする能力に欠けるマネージャーが多すぎます。
残業がかっこいいと思ってない
かっこいいですか、これ?
これは仕事してる「感」を演出しているだけ。
そもそも残業は、個人としても会社としてもかっこ悪いもの。
だからこそ残業代は割増賃金なんですよね。
就業時間内に終わるように仕事をデザインできなかったペナルティ。
残業、かっこ良くないです。
嫌われる勇気がある
残業しないで帰る人は、嫌われる勇気、覚悟を持っています。
理由は、「みんなが残業をがんばっている」中、悠然と帰っていくから。
「こっちは仕事終わってないから少しは手伝えよ!」
「アイツは楽でいいよな!」
こんな無言のプレッシャーの中帰れるのは、勇気と覚悟なしでは不可能。
ぼくが残業しないで帰る人になるまで
もっと具体的に知りたいな。
ぼくの実体験をサクッと紹介します。
- 残業かっこいいと思っていた時代
- 残業しなくなった理由
- 残業しなくなるまでの記録
- 今は定時前に帰っています
順を追ってみてきましょう。
残業かっこいいと思っていた時代
こんな記事書いててなんですが、ぼくも「残業=かっこいい」と思っていました。
学生の頃から入社2年目くらいまで。
- 学生時代:朝9時から朝3時まで研究
- 入社2年目まで:朝8時から夜9時間で仕事
さらに土日も当たり前。
THE 社畜。
「なんで早く帰ってんだ!」
「年休取るとかありえない!」
という典型的な同調圧力タイプでしたね(笑)
今のぼくを見たら確実に攻撃してるだろうな。
くわしくは次の記事を読んでみてください。
>>リンク
残業しなくなった理由
残業しなくなった理由は3つ。
- 家族と過ごしたい
- 3倍仕事やっても給料変わらない
- 自己投資の時間が必要
家族と過ごしたい
残業ガンガンしてた頃は、朝は家族が起きてくる前に出社、夜は子供たちが寝てから帰る。
子供たちにとっては「土日の楽しいおじさん」くらいの人だったのでは(笑)
やっぱり家族で晩御飯を食べて、夜は一緒に寝たい。
子供たちだってあっという間に大きくなるし、父親となんか小学校低学年くらいまでしか遊んでなんかくれませんよね?
仕事をがんばるる背中も大切。
でもいっぱい遊んで甘えさせてあげることも大切。
ということで、残業することをやめました。
3倍仕事やっても給料変わらない
人の3倍以上の仕事をやっても、給料、全然上がりませんでした。
- 担当業務:3つ
- アカウントマネージャー:2つ
- プロジェクトサブリーダー:1つ
- 委員会主査:1つ
- 雑用:たくさん
下についていた、担当業務1つもこなせない管理職のおじさん以下の給料。
さすが年功序列。
ということで、がんばることをやめました。
給料増えないところで3倍がんばるより、その分副業に時間を投下して給料3倍にしよう!と、この頃から副業を始めました。
自己投資の時間が必要
自己投資の時間が必要でした。
理由は3つ。
- ぼくのいる業界は沈んでいくいっぽうのジリ貧業界
- 人生100年時代
- 子どもも3兄弟でお金もかかる
これから成長する業界にシフトしないと、一生社畜で終わります。
いや、会社がなくなったりリストラされたら社畜ですら贅沢。
未来のない業界や会社での残業をやめて、その分を未来のために自己投資に回しています。
残業しなくなるまでの記録
残業やめたのは、2018年の7月から。
周りの時系列でみていきます。
残業やめて1カ月目
「お疲れ様で~す」
と、定時に帰ります。
「お、もう帰るの?」
って雰囲気。
上司も仕事を振りたそうだけど、何か理由があるのだろうと何も言わない。
残業やめて2カ月目
「お疲れ様で~す」
と今日も定時に帰ります。
上司:「ハピサラ、ちょっといい?」
ぼく:「なんですか?(電車の時間あるから声かけてくるなよ)」
上司:「最近帰るの早いけど、何かあったの?」
ぼく:「いや、仕事終わったから帰ってるだけですけど。何か?」
上司:「え!?でもみんな仕事してるしさ。」
ぼく:「でも自分の仕事終わってるし、何も迷惑はかけてませんよね?お疲れ様です。」
この頃からオールドタイプの上司の目につき始めます。
残業やめて3カ月目
3カ月目からは、定時前に帰るようなりました。
ぼく:「お疲れ様で~す。」
上司:「ちょっといい?」
ぼく:「いや、電車の時間あるんで明日にしてください。」
と、上司がぼくが帰るときに仕事を振るようになってきました。
当然やるわけありません。
理由は3つ。
- ただの嫌がらせだから
- やる意味がない仕事だから
- 今日でなくて良い仕事だから
こんな生活を続けていると、こんなことも言われます。
「ちゃんと仕事やってんの?」
「いつも早く帰れていいですね!」
「そんなに早く帰ってどうするの?」
「時短勤務にしたら?」←※パワハラになるので注意
でも気にしません。
仕事は与えられてる以上にやってるし、むしろ与えてるくらい。
なのに給料は上がらない上に、家族との時間がなくなる。
残業する理由は皆無。
最初はドキドキしますが、1カ月もすると気にならなくなりますよ♪
残業しないで帰る方法
何かコツとかってありますか?
次の5ステップを踏めばOKです。
- 目的を持つ
- ムダ時間の徹底排除
- 効率アップ
- 嫌われる勇気を持つ
- 帰る
順に見ていきましょう。
『目的を持つ』:残業しないで帰るステップ①
残業しないで帰るためのハッキリとした目的をもちましょう。
このとき「とにかく会社にいたくないから!」のようなものでは弱い。
同調圧力に勝てません。
より具体的でありありとイメージできる目的、ビジョンが大切。
ぼくの場合。
- 18時半に帰宅して家族で晩ご飯を食べる
- 21時に子供たち一緒に寝る
- 1日3時間は勉強時間を作る
当たり前かもしれせんが、僕にとっては一番大切なこと。
『ムダ時間の徹底排除』:残業しないで帰るステップ②
効率アップよりムダ時間を排除する方が効果は大きいです。
理由は2つ。
- ゼロにできるから
- 効率アップにも時間が必要
ゼロにできるから
ムダなことをやめれば、その時間だけ自由になります。
会社のムダは次のもの。
- 会議
- 雑談
- 飲み会
一番効果が大きいものは「会議」。
理由は3つ。
- 最低でも1時間はやる
- 開始は遅れるし終わりも遅れる
- 仕事が中断される
なぜか会議って1時間からですよね?
しかも内容が尽きても時間が残ってるからって、なぜかグダグダと居続ける(笑)
人数も多く全員揃うまで待つため開始も遅れ、だいたい何も決まらないので終わりも延びる。
そして会議のために仕事が中断。
ぼくのような実験が仕事の場合、その日1時間の会議のために連続実験を別日に移すことも。
ぼくが真っ先にやめたのが、無駄な会議ですね。
効率アップにも時間が必要
効率アップするため必要なのは次の2つ。
- 慣れ
- スキルアップ
どちらにせよ、直接・間接的に時間を投資する必要がありますよね。
ムダを排除して、原資となる時間を作りましょう。
『効率アップ』:残業しないで帰るステップ③
ムダ排除でできた時間で、仕事の効率アップしましょう。
方法は次の3つ。
- 完成度60%
- 任せる
- 自動化
完成度60%
どんな仕事も完成度60%でOKです。
理由は2つ。
- どうせ修正される
- スピードが大切
自分の100%がお客さんや上司にとっての100%とは限りません。
ましてや方向を間違ってたら、掛けた時間そのものが無意味になります。
とにかく60%の完成度で良いので、すぐに見せましょう。
スピード勝負でPDCAを回す回数を増やすことが大切です。
任せる
仕事を人に任せましょう。
次の2つなら任せてOK。
- 誰がやっても価値が下がらない
- 教育になる
ぼくの感覚だと、90%くらいの仕事は誰がやっても同じ。
「オレがやらなきゃ!」と勝手に思ってるだけで、悲しいくらい会社は回ります。
誰がやっても同じなら、他の人に任せましょう。
それが部下にとっても、自分にとっても教育になり組織全体の効率が上がります。
自動化
人に任せるまでもないものは自動化しましょう。
自動化すべき仕事の3つのポイント。
- 毎回同じ内容
- 回数が多い
- 量が多い
おすすめなのがExcelの関数やマクロ。
Udemyなどを利用して、サクサクスキルを身につけましょう。
あとは今はやりのPythonもおすすめです♪
『嫌われる勇気を持つ』:残業しないで帰るステップ④
でも、残業してる振りしてます。。。早く帰りたい。
そんな自分、好きになれますか?
旧石器時代の価値観に洗脳された上司や同僚。
本当に大切にしたい、家族や友人、自分。
どっちが大切で、どっちに嫌われるべきかは考えるまでもありませんよね。
「嫌われる勇気」を持つことは人生を戦略的に生きることと同じ。
不要なものは捨てて、本当に大切なものを選択しましょう。
『帰る』:残業しないで帰るステップ⑤
ここまで来たら、やることは1つ。
「お疲れ様で~す。」
今日から人生の可能性を広げましょう。
残業しないで帰りやすい会社と職種
残業しないで帰りやすいのは、ずばり、大企業のホワイトカラー。
理由は、ムダな仕事とムダな人間が9割だから。
ぼくのいる研究開発なんてほんとムダの塊(笑)
一方で、残業しないで時間は作れますが、市場価値を高めることができません。
なので、せっせと自己投資して市場価値を高めましょう。
残業しないで帰るデメリット
残業しないで帰るデメリットは次の2つ。
- 給料が減る
- 嫌われる
『給料が減る』:残業しないで帰るデメリット①
残業しないとその分給料が減ります。
これは仕方ないこと。
短期的には残業する方がお得。
長期的な視点では残業しない方がお得ですよ。
『嫌われる』:残業しないで帰るデメリット②
「わたし、定時で帰ります」が話題になるくらい残業当たり前の日本。
残業しないで帰ると、多くの人に嫌われます。
価値観の合わない人にいくら嫌われても仕方ないですよ。
自分の人生を生きましょう。
残業しないで帰るメリット
残業しないで帰るメリットは3つ。
- 人生の可能性が広がる
- 勉強できる
- 副業できる
それぞれ見ていきましょう。
『人生の可能性が広がる』:残業しないで帰るメリット①
先ほども紹介しましたが、残業しないだけで人生の可能性が広がります。
- 脱社畜できる
- 自由時間が増える
- 変化に対応する準備ができる
詳しくは戻って読んでみてください。
『自己投資できる』:残業しないで帰るメリット②
残業しない分、自己投資に回せます。
激動の時代なので、常にアップデートが必要。
例えば次のもの。
- 資格の勉強
- 仕事のスキルアップ
- 転職のため
ぼくは、転職のために以下のコンテンツで勉強しています。
スキマ時間を活用してできるで、忙しい方でもおすすめ。
残業しないで帰ったからって、ダラダラしたらもったいない。
しっかり自己投資に回して一気にリードしましょう。
>> 【実体験】『グロービス学び放題』の無料体験はコスパ無限大だった【登録3分で10日間】
>> オーディブル(Audible)を無料体験で知り尽くそう【メリット・デメリットも紹介】
『副業できる』:残業しないで帰るメリット③
本業とは別に副業だって可能です。
毎日2時間でも、サクッと稼げる副業はたくさんあります。
ぼくは次の3つで稼いでいます。
- クラウドソーシング
- ブログ
- ポイ活
クラウドソーシングではWebライターで初月1万以上。
ポイ活は3カ月で7万円。
会社でイヤイヤ残業するより、時代に合った副業で小遣い稼ぎと一緒にリスクヘッジすることも大切です。
残業しなくても本当に大丈夫?~残業しない偉い人~
偉くなれるもんなの?
残業しなくても偉くなれます。
むしろ残業しないと偉くなれない会社の方が問題。
定時に帰って偉くなった人を紹介しましょう。
オリックスグループCEOの井上亮さん。
私は就職してから40年以上、定時退社を信条としている。顧客との夜の会合などを除けば過去3回しか残業はしていない
引用:日本経済新聞2017年4月4日付朝刊
伊藤忠商事会長CEOの岡藤正広さん。
その日の仕事はその日に仕上げて、翌日には持ち越さない……(残業するのは)年に2回の繁忙期に1週間ずつぐらい
引用: 『プレジデント』(2015年8月3日号)
最後は佐々木常夫さん。
東レの取締役を経て東レ経営研究所の社長もご経験されています。
上の人は結果さえ出してくれればどうでもいいのです。長時間仕事をやっている人を評価するというのはウソです。私が課長になったときに部長に『私はこういうやり方で残業を減らします。結果を残します』と宣言しました。上に結果を出すので残業しませんと言えば、仮に自分がヒマであっても仕事を与えようとすることもありませんし、実際、仕事も増えません。やはり上とのコミュニケーションをちゃんととっておくことも大事です
残業しないで帰る3つのメリットと5ステップ【自分の人生を生きよう】:まとめ
でもやっぱり残業しないで早く帰りたいです。
残業しないで帰るメリットとデメリット、コツがあれば知りたいな。
この記事では、こんな悩みを解決してきました。
本記事のまとめ
- 残業しないで帰ると人生の可能性が広がる
- 残業しないで帰る人の特徴とその方法
- 残業しないで帰るメリットとデメリット
- 残業しないで帰っていた偉人達
残業しないで帰りたい人に向けて、残業しない人になる方法を紹介しました。
実際ぼくは、19カ月連続で残業ナシどころか定時前に帰っています。
大企業でもどんどん潰れる時代なので、残業せずに帰って人生の幸福度と可能性を高めることが大切ですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。