マーケティングや戦略の思考力を、コツコツ鍛える「筋トレ」みたいな方法があれば知りたいです。
この記事では、こんな悩みにお答えします。
結論は、黒澤友貴さんの「マーケティング思考力トレーニング」がおすすめ。
マーケティングや戦略の思考力トレーニング、「マーケティングトレース」が身に付きます。
本記事の内容
- マーケティング・戦略の思考力も鍛えられる
- 良い事例と正しいスキーム・フレームワークで分析しよう
- 「言語化」で本当に理解しよう
- CMOになったつもりで次の一手と意思決定しよう
マーケティングや戦略思考が身に付かなくて困っている方に、「マーケティング思考力トレーニング」を紹介します。
良い企業を正しい型で分析することで、たくさんの引き出しをつくることができます。
事例が豊富で、手を動かしながら理解できるので、マーケティング・戦略思考力が身に付きますよ。
『マーケティング思考力トレーニング』とは?【基本情報】
基本情報は次の5つ。
- 著者:黒澤友貴
- 出版年月日:2020年2月
- 出版社:フォレスト出版
- 値段:1,980円(税込み)
- ページ数:208ページ
『マーケティング思考力トレーニング』とは?【詳細情報】
詳細な情報次の5つで紹介します。
- 著者
- 目次
- 重要ポイント
- 残念ポイント
- 無料お試し
著者
黒澤友貴さんは、「ブランディングテクノロジー株式会社」の執行役員。
そして、経営戦略室の室長でもあります。
新卒で同社に入社してからは、中小・中堅企業向けのマーケティング支援に10年間従事。
2018年6月より「日本全体のマーケティングリテラシーを底上げする」をミッションに2000人近くのマーケターが集まる学習コミュニティ「マーケティングトレース」を主宰。
マーケティング思考力を高めるための学習プログラムを作り、全国でミートアップを開催しています。
目次
- はじめに ――マーケティングを学びたいすべての人へ
- 第1章 「マーケティングトレース ―マーケターの筋トレ―」とは何か?
- 第2章 マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説
- 第3章 マーケティングトレースの事例集
お菓子のスタートアップBAKEのマーケティングトレース
2年で10倍の市場規模を作ったBリーグのマーケティングトレース
経済情報プラットフォームSPEEDAのマーケティングトレース 他 - 第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫
- 第5章 マーケティング思考力で理想のキャリアを築こう
重要ポイント
本書の重要ポイントは4つ。
- マーケティング・戦略思考力も日々コツコツトレーニングできる
- マーケ・戦略も模倣しまくり引き出しを増やすこと
- 本当の理解は言語化すること
- CMOの高い視点を持つこと
「マーケティングトレース」の定義は次のもの。
残念ポイント
本書の残念ポイントは次の3点。
- 初心者向け
- 各フレームワークの説明が薄い
- 問題定義がない
初心者向け
本書で紹介されるマーケティングの内容自体は、基本中の基本。
- マクロ・ミクロ要因分析(PEST, 5F, 3C, SWOT)
- 企画戦略(STP, 4P)
とは言え、一般的なフレームワークで体系的に整理されているので、初心者は最初に読んで欲しい1冊です。
フレームワークの説明が薄い
各フレームワークの説明自体は薄いです。
ですが次で補えます。
- 本書の事例を読み込み体験理解
- 実際に使ってみる
- 他の専門書籍
フレームワークはあくまで道具。
理解より「使いこなし」に重点を置くことで、結果的に理解が深まりますよ。
問題定義がない
各事例の最初に「問題」の定義がありません。
事前調査でここを明確にしていないとムダな分析になります。
ザックリでOKなので問題設定をしてトレーニングすることをおすすめします。
- 売上を上げる
- 利益率を上げる
- 利用者を増やす
無料お試し
無料お試しもあります。
『マーケティング思考力トレーニング』の感想
次の3つで感想を紹介します。
- きっかけと読む前の期待
- 感想・まとめ
- 読了後の変化
それぞれみていきましょう。
『きっかけと読む前の期待』:「マーケティング思考力トレーニング」の感想①
本書を知ったきっかけは、「未経験から始めよう!Webマーケティングを仕事にするセミナー」でテツヤマモトさんが結構強めに紹介してたから。
本書に次のことを期待しました。
- Webマーケティングの基本を知れる
- マーケティングのトレーニング法を知れる
上の2つの期待はカンペキに満足。
それ以上に得るものがありましたね。
『感想・まとめ』:「マーケティング思考力トレーニング」の感想②
ぼくのまとめは次の通り。
意味あるのかな?
あの大前研一さんも著書で同じことをいっていました。
「毎日、通勤中に目についた企業の戦略を3分で考えていた」
ブログの「とにかく100記事書け!」に通ずるところがありますね(笑)
まとめを分解すると次の4つ。
- マーケティング・戦略思考力も日々コツコツトレーニングできる
- マーケ・戦略も模倣しまくり引き出しを増やすこと
- 本当の理解は言語化すること
- CMOの高い視点を持つこと
それぞれみていきます。
マーケティング・戦略思考力も日々コツコツトレーニングできる
マーケ・戦略の思考力も筋肉と一緒で、毎日正しい「型」を使ってトレーニングできるというもの。
「型」は次の2つ。
- 流れ(スキーム)
- フレームワーク
本書では、この2つを詳細に実例を交えて紹介しているので、繰り返し繰り返し読みなおすことをおすすめします。
実際ぼくも、経営コンサルの転職活動しているときは、毎日目に入るもので「フェルミ推定」のトレーニングしていました。
ついでに、フェルミ推定でおすすめの本を紹介しておきます。
- 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
- 過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題
- 東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
マーケ・戦略も模倣しまくり引き出しを増やすこと
意味ないって言われてない?
真似の目的は、本質の理解とマーケ・戦略パターンの引き出しを増やすこと。
そっくりそのままパクッて、自分の仕事に使うためではありません。
前提が違うので絶対にうまくいかないので絶対に止めましょう。
ぼくの大好きな経営者・コンサルタントの三枝匡さんは、このパターンのことを「経営の因果律」と読んでいましたね。
「どこかで見た、いつか来た道」とも。
本当の理解は「言語化」すること
「言語化」は、 実はぼくが本書で一番大切と考えるポイント。
ぼくは「抽象化」や「エッセンス抽出」の方がしっくりきますね。
マーケティングトレースすると、多くのフレームワークで分析するのでたくさん情報が得られます。
そこで満足せず、勇気を出して問いかけてみましょう。
「で、それがなんなの?」
この問いに答え続けることで、2つの力が身に付きます。
- まとめ・抽象化する力
- 言い切る力(勇気)
CMOの高い視点を持つこと
分析・言語化結果をCMOとして受け取ったら、次の2つまでやりきりましょう。
- 次の一手(仮説)作り
- 意思決定
分析して終わり、ではマーケティングトレースの価値は半減。
「で、どうするの?」と自分に問いかけ、次の一手を作り出しましょう。
そして、CMOとして意思決定して、半年後や1年後に実際どうなったか「検証」することでマーケティングトレースをやり切った、と言えるのではないでしょうか?
『読了後の変化』:「マーケティング思考力トレーニング」の感想③
Schooで黒澤さんの「マーケティングトレース」の授業を即受講しました。
授業は次の点で良かったです。
- 本よりかみ砕いていて理解しやすい
- 体験型でその場で実践できる
Schooが気になる方は、次の記事を読んでみてください。
>> Schoo(スクー)は無料登録で生放送が見放題【特典あり】
>> Schoo(スクー)チケットの入手方法2つと動画選び3つのコツ【コスパ無限大】
『マーケティング思考力トレーニング』の口コミ感想
『マーケティング思考力トレーニング』の感想【マーケ・戦略思考の筋トレ】:まとめ
マーケティングや戦略の思考力を、コツコツ鍛える「筋トレ」みたいな方法があれば知りたいです。
この記事では、こんな悩みを解決してきました。
結論は、黒澤友貴さんの「マーケティング思考力トレーニング」がおすすめ。
マーケティングや戦略の思考力トレーニング、「マーケティングトレース」が身に付きます。
本記事のまとめ
・良い事例と正しいスキーム・フレームワークで分析しよう
・「言語化」で本当に理解しよう
・CMOになったつもりで次の一手と意思決定しよう
マーケティングや戦略思考が身に付かなくて困っている方に、「マーケティング思考力トレーニング」を紹介します。
良い企業を正しい型で分析することで、たくさんの引き出しをつくることができます。
事例が豊富で、手を動かしながら理解できるので、マーケティング・戦略思考力が身に付きますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。